日常日記

店長の日常

6時40分に起きる。体重60,7キロ、体脂肪率16,2パーセント。
今日は早起きできたけど、体重を計ったあと、布団の誘惑に負け、二度寝をする。次に起きたのは、3時間後の10時であった。二度寝はなんて気持ちよいのだろう。でも、時間を無駄にしてしまったようで、ちょっとしたうしろめたさがある。

パソコンをチェックしたら、昨日、メールをくださった男性からの返信があった。先日、奥さんとめでたく、エイジャでカップル喫茶デビューを果たしてくださったそうなのだけど、そのときに感じたことをメールにしたためてくれたのだ。それを読んで感激したぼくは、「これはわたし一人だけしか読めないのはもったいないので、会員様からの投稿コラムに載せてもよいですか?」とお願いしたところ、今朝のメールで快く承諾いただき、早速、掲載させていただいた。エイジャにたどり着くまでの間には、一組一組のカップルさんそれぞれに、様々なストーリーがあるのだなあと改めて思った。

昨日、2回目のご来店をしてくださった、旦那さんが3ヶ月で10キロのダイエットに成功されたというご夫婦カップルさんも、エイジャに来るまでの間、お二人でよくHPを読んでくださったようで、「ここまでたくさん書いてあるのなら、さすがに大丈夫だろう」と思って、カップル喫茶初体験を決意してくれたということであった。この話を聞いてぼくは、「そうだったんですね。ありがとうございます。でもじつは、あれだけたくさん書いてあるのは、一種の魔除けみたいな効果を期待してのところもあったりするんですよね。たくさん書くことで、『このお店は、なんかめんどくさそうなお店だな。変なことはできないな』と思ってもらえたらよいなと思って、書いているところもあります。カップル喫茶にはほんと様々なお客さんがいらっしゃいますから」と答えた。
今日は5組のカップルさんのご予約があったのだけど、1組のカップルさんの貸し切りリベンジカード(次回無料券)に終わってしまった。「リベンジカードをもらうのは初めてですか?」とお聞きすると、「いえ。2回目なんです。よくあることなんですか?」と聞かれ、「そうですね。ただ、5組のご予約があってリベンジカードになるというのはさすがに珍しいです」と答えた。お二人で山登りをされるカップルさんで、以前、ぼくと山の話をしたということで、今日も少し山の話をした。最後、彼女さんが、「誰もいないのにお客さんを待つのは大変でしょうから」と言って、森永の塩キャラメルを2個くれた。そのお優しいお心配りに感激してしまった。営業時間中に誰もいないという状況に、大変という感覚を持つことは少ないのだけど、「さみしいなあ」と思うことは多々ある。さみしさと不安。これは、個人でお店を営業しているほとんどの人が避けられない感情なのかもしれない。本の読めるお店「fuzkue」を経営している阿久津隆さんが書いた「読書の日記」を読んでいたら、以下のことが書いてあった。

 

「夕方、さみしい気分が広がっていった、お客さんも誰もいない、それとこのさみしさは関係しているのか、それはわからなかった、わからないことだらけだった、さみしさ、不安、もろもろ。なのかなんなのか」

 

ぼくが阿久津隆さんの「読書の日記」が好きなのも、ただ本の話が書いてあるだけでなく、お店を経営していると感じる喜怒哀楽がみごとに表現されているからだ。ぼくがなんとなく感じていることが言語化されているのを読むのは、楽しい。

 

でも、さみしさや不安は、お店の経営いかんにかかわらず、人間に生まれた以上、多かれ少なかれ、誰しもが感じざるをえないものなんだろうな。

 

先日、Xで、マツコ・デラックスの言葉を紹介する、こんなポストをみつけた。

 

 

夏目漱石の「こころ」も、人間の根源的なさみしさや不安がテーマになっているように思う。また、「源氏物語」も。となんだか、また暗い内容のブログになってしまった。これも、ぼくが抱えているさみしさゆえのことなのかもしれない。今日ご来店くださったカップルさんの彼女さんがくれた塩キャラメルが、甘くぼくの心に染みわたる。