日常日記

店長の日常

7時20分に起きる。体重56,1キロ、体脂肪率13,9パーセント。
起き、ジョギングにでかけ、その後、Y先生のヨガのレッスンを受けた。健康的な生活に戻りつつあるせいか、また食が細くなってきた。ジャンクフードや甘いものも、欲さなくなった。それで体重が減った。この調子でいけば、また体脂肪率が一桁になる日が来るかもしれない。でも、たとえなったとしても、いずれまた生活が乱れるときがくるんだろうな。こんなことを何十回も繰り返している。まったくもって、安定しない。ヨガ仲間のてらさんは、1日2食で、毎回食事は玄米と納豆だけらしい。「それで飽きないんですか?」と聞いたら、「飽きない」ということであった。やはり、心の安定と食生活は連動しているんだろうな。でも、たまに外食はしているということだった。そういえば、先日、デニーズに行った際、てらさんは、フレンチトーストを頼んでいた。フレンチトーストはぼくの好物でもあるから、ぼくも同じものを頼んだ。

今日はいつもの土曜日以上のお客さまの入りであった。当日ご予約がこんなに伸びるとは思わなかった。12時オープンにすればよかったと後悔した。オープン後1時間で満席になり、たくさんの方を外でお待たせすることになってしまった。エイジャのご予約はほんと予想不可能だ。「徒然草」の第189段が身に染みてくる。

今日はあれをやろうと思っても、思いがけない急用ができて、そのまま時間を費やしてしまう。待ち人は都合が悪く来ず、宛にしていなかった人が、ひょっこり顔を出したりする。期待通りに物事が運ばないと思っていたら、意外なことが成功したりする。「言うは易く行うは難し」だと思っていたら「案ずるより産むが易し」だったり、日々の移ろいとは予想不可能だ。一年単位でも同じであり、一生もまた同じである。

 前もって予想したことが、全て覆るのかと思えば、たまには予想通りに行くこともある。ますます物事の予想ができない。ならば、全てが予想不可能だと諦めてしまえば、もっともらしく、間違いもない。

 

今日は、お手伝いさんがいたから、満席になると、ぼくがやることは、ほとんどなくなった。それで、「兼好」(島内裕子著)を読むことにした。すごく面白い。なんて面白い本なんだと、ドキドキ、ワクワクしながら、読んだ。著者の島内さんは、中学か高校のころの学校の授業で、初めて、「徒然草」を読んだときに、その内容にえらく感動し、「この作品を、一生研究していきたい!」と思い定めたらしい。「そんな女子中学生、女子高生いるのかよ!」と思ってしまった。しかも、その通りの生き方を貫いているだなんて、すごすぎる。島内さんは、1953年生まれだから、ぼくよりも20歳年上で、「兼好」は52,3歳のときに書き上げたようである。大学院入試の面接でのやり取りも面白かった。3人の面接官がいて、1人の面接官が、島内さんに、「研究者として、ずっとやってゆく決心はありますか?」と問いかけると、別の面接官が「徒然草って、まだ研究することあるの?」と横から尋ね、また別の面接官が、「ええ、まだあります」と言ったということである。そして、結果として、島内さんは、大学院入学を果たし、新しい兼好像を世の中に出すことになった。