日常日記

店長の日常

7時45分に起きる。体重57,3キロ、体脂肪率14,6パーセント。
今日のあさわけはコンプリートだった。しかも、あさわけのコンセプト通り、皆さん午前中にいらしていただいた。雰囲気もとてもよかったようで、皆さん、楽しげにお帰りになられた。ぼくも楽しかった。その後、「明暗」を聴きながら、掃除をしたり、洗濯をしたりし、疲れて横になったら、そのまま寝てしまい、起きてから、また「明暗」を聴いた。そして、全部聴き終わった。「明暗」は漱石が執筆途中で亡くなってしまったため、未完で終わっていることは知っていたけど、一番知りたかったことが、謎のまま終わってしまっていて、すごく残念だった。ぼくが名前を聞いたことがない、女性の作家の人が、「明暗」の続きを書いたものがあり、それは芸術選奨新人賞を受賞したようなのだけど、いまはまだ読む気にならない。いつか読んでみたいような気もするけど、結局、読まないかもしれない。未完で終わってしまった「明暗」からは、たくさんのことを受け取ることができたような気がする。最初から最後まで面白すぎた。こんな面白い小説を読んだのは初めてかもしれない。新潮文庫の裏には「人間のエゴイズムに迫る漱石未完の絶筆」と書いてある。これは本当にその通りのように感じる。すべての人間が持っているエゴイズムを余すことなく、漱石は書き切ろうと試みたのかもしれないかと思った。とにかくすごい小説であった。明日からは、漱石のデビュー作である「我が輩は猫である」を聴き始める予定である。