5時に起きる。
でもちょっと早すぎたから、
トイレに行ったあと、
6時ごろまで、布団の中でゴロゴロしていた。
今日は、30キロのマラソン大会だった。
ちょうど1か月前に走った大会と同じ大会である。
1か月前は、完走はしたものの、
雨の中、頑張りすぎてしまったせいで、
その後、調子を崩してしまい、
もう、マラソン大会で頑張るのはやめよう、
来年からは、ハーフよりも長い距離を走るのはやめよう、
そんなことを思ったのだけど、
今日の自分は、どこか違っていた。
目覚めは爽やかで、疲労感はまったくない。
「これなら、1キロ5分30秒のペーサーにも付いていけそうな気がする」
そう思った。
鈍足ランナーのくせに、
マラソン大会の経験だけは豊富だから、
その日の感覚や気分によって、
調子の良い悪いが、なんとなくわかったりする。
結論からいえば、
1キロ5分30秒のペーサーに付いていくどころか、
18キロ地点でペーサーを追い抜き、
その上げたペースを保ったままゴールしてしまった。
結果は2時間42分。1キロ5分24秒ペースだった。上出来である。
さすがに最後の5キロは、
それなりにキツかったけれど、
でも、ゴールしたあと、椅子に座って少しゆっくりしたら、
すぐに体力は回復して、1か月前との違いに、自分でもびっくりした。
その理由を考えるに、
一番の理由は、やはり、食生活ではないかと思う。
自炊中心生活にしたことで、
数日前から、やけに体調が良くなったように感じていた。
あと、この1週間は、3回湯船に浸かったことも良かったように思う。
昨日も、あさわけの営業が終わってから、近所の銭湯に行き、リフレッシュしてきた。
ほかに、30キロの間に、
エナジージェルを4つ摂取したのも良かったように思う。
これまでは、運動中の栄養補給に関しては、まったく適当であった。
栄養補給の大切さに気付いたのは、
1か月前の30キロのとき、後半ヘロヘロになり、
駅前のファミマで買ったきんつばを2個食べたら、
急に元気が回復したことがきっかけである。
今日もきんつばを買おうかとも思ったのだけど、
走っているときに、包装紙を解いたりするのは、
なにげに面倒だったから、エナジージェルにした。
あ、そうだ、
あと、今回、調子が良かったことの理由のひとつとして、
「全集中の呼吸」を心掛けたことである。
「全集中の呼吸」とは、
いま話題の鬼滅の刃の主人公「炭治郎」が、
必殺技を繰り出す前にする呼吸のことである。
全集中の呼吸をし、
酸素が体の隅々に行き渡っている様子を想像すると、
不思議と元気になった。
いまも30キロ走ったあととは思えないほど、
元気いっぱいである。
マラソン楽しや。