日常日記

店長の日常

10月26日(月)

6時30分に起きる。

 

右足のふくらはぎに痛みはなく、

筋肉痛もほとんどなかった。

体が少し張っているくらいだったから、

ジョギングに出かける。

6キロほどゆっくり走った。

天気も良く、気持ち良かった。

やっぱり、のんびり走ると、

体にあまり負担をかけないから良いな。

 

昨日のスタート前のことである。

 

近くに家族連れがいて、

小学校低学年くらいの女の子とお父さんの会話が耳に入ってきた。

 

女の子「ねえねえ。マラソンって、みんなで競争するの?」

 

お父さん「そうだよ」

 

女の子「そんなのありえない!ただ楽しめば良いんだよ!」

 

ぼくは、会話を聞きながら、

うんうんと一人うなずいていた。

仏の声を聞いたような気がした。

これから年齢が上がっても、

その考えが変わらなければ良いなって思った。

 

そして、室町時代の禅僧一休さんの言葉を思い出した。

 

「幼子の しだいしだいに知恵つきて 仏と遠くなるぞ 悲しき」

 

以前、ネットだと思うんだけど、

こんな話を読んだことがある。

 

幼稚園児に、

みんなで駆けっこ競争をさせるんだけど、

友達の誰かが転んでしまったりすると、

走るのをやめ、友達のところに駆け寄り、友達を起こしてあげようとする子がいるのだそう。

 

そんなとき、大人としては、

転んだ子のことは気にしないでゴールを目指しなさいと言うか、

それとも、そのまま、転んだ子を助けることをさせたままにするか、迷ったりするらしい。

 

また、こんな話も読んだことがある。

 

ある日本人の先生が、

外国に行ったとき、外国の子供たちに、

日本のおとぎ話を話してくれるようにせがまれ、

「うさぎとかめ」の話をしたところ、

ひとりの男の子が、訳が分からなかったようで、

ぽか~んとした顔で、

 

「なんで、カメさんは、うさぎさんを起こして、

また一緒に遊ばなかったの?」

 

そう言ったということであった。

 

あの話を勝ち負けではなく、

純粋な遊びとして捉えるという解釈は、

大人はほとんど誰もできないような気がする。

 

今日は11時から歯医者で歯のクリーニングの日であった。

 

ぼくが行っている歯医者は少し遠くて、

関内駅から、電車で30分くらいのところにある。

 

少し余裕をもって家を出て、

駅にもうすぐ着こうかというとき、

スマホを家に忘れていたことに気が付いた。

 

「まずい!これでは、電車に乗れないじゃないか!」

 

そう思って、急いで走って戻った。

 

そして、家に着く直前、

 

「あれ?そういえば、電車って、

現金でも乗れるんじゃね?」

 

ということに気が付いた。

 

でも、もう家の前だったから、

スマホを取りに行くことにした。

 

しかし、なかなか見当たらなかった。

 

家の中で、スマホを無くしてしまうのは、

よくあることである。

 

時間がないから諦めて、

また走って、駅へと向かった。

 

走りながら、

普段から走っていて良かったな、そう思った。

 

結局、歯医者の予約時間には10分遅れてしまったけれど、

何も言われず、ホッとした。

 

歯医者のあとは、

久しぶりに、箱根の日帰り温泉「天山」に行った。

やっぱり、天山は最高だな。