6時30分に起きる。
右足のふくらはぎに痛みはなく、
筋肉痛もほとんどなかった。
体が少し張っているくらいだったから、
ジョギングに出かける。
6キロほどゆっくり走った。
天気も良く、気持ち良かった。
やっぱり、のんびり走ると、
体にあまり負担をかけないから良いな。
昨日のスタート前のことである。
近くに家族連れがいて、
小学校低学年くらいの女の子とお父さんの会話が耳に入ってきた。
女の子「ねえねえ。マラソンって、みんなで競争するの?」
お父さん「そうだよ」
女の子「そんなのありえない!ただ楽しめば良いんだよ!」
ぼくは、会話を聞きながら、
うんうんと一人うなずいていた。
仏の声を聞いたような気がした。
これから年齢が上がっても、
その考えが変わらなければ良いなって思った。
「幼子の しだいしだいに知恵つきて 仏と遠くなるぞ 悲しき」
以前、ネットだと思うんだけど、
こんな話を読んだことがある。
幼稚園児に、
みんなで駆けっこ競争をさせるんだけど、
友達の誰かが転んでしまったりすると、
走るのをやめ、友達のところに駆け寄り、友達を起こしてあげようとする子がいるのだそう。
そんなとき、大人としては、
転んだ子のことは気にしないでゴールを目指しなさいと言うか、
それとも、そのまま、転んだ子を助けることをさせたままにするか、迷ったりするらしい。
また、こんな話も読んだことがある。
ある日本人の先生が、
外国に行ったとき、外国の子供たちに、
日本のおとぎ話を話してくれるようにせがまれ、
「うさぎとかめ」の話をしたところ、
ひとりの男の子が、訳が分からなかったようで、
ぽか~んとした顔で、
「なんで、カメさんは、うさぎさんを起こして、
また一緒に遊ばなかったの?」
そう言ったということであった。
あの話を勝ち負けではなく、
純粋な遊びとして捉えるという解釈は、
大人はほとんど誰もできないような気がする。
今日は11時から歯医者で歯のクリーニングの日であった。
ぼくが行っている歯医者は少し遠くて、
関内駅から、電車で30分くらいのところにある。
少し余裕をもって家を出て、
駅にもうすぐ着こうかというとき、
スマホを家に忘れていたことに気が付いた。
「まずい!これでは、電車に乗れないじゃないか!」
そう思って、急いで走って戻った。
そして、家に着く直前、
「あれ?そういえば、電車って、
現金でも乗れるんじゃね?」
ということに気が付いた。
でも、もう家の前だったから、
スマホを取りに行くことにした。
しかし、なかなか見当たらなかった。
家の中で、スマホを無くしてしまうのは、
よくあることである。
時間がないから諦めて、
また走って、駅へと向かった。
走りながら、
普段から走っていて良かったな、そう思った。
結局、歯医者の予約時間には10分遅れてしまったけれど、
何も言われず、ホッとした。
歯医者のあとは、
久しぶりに、箱根の日帰り温泉「天山」に行った。
やっぱり、天山は最高だな。