日常日記

店長の日常

10月18日(日)

6時40分に起きる。

 

コーヒーを入れる。

 

コーヒーを飲みながら、ネットを見る。

 

そのあと、

玄米ご飯と味噌汁の簡単な朝食を取り、

ラソン大会に向かった。

 

今日は20キロマラソンだった。

久しぶりにランニングウォッチをした。

 

先週の30キロマラソンの教訓から、

無理をしないよう、

ペースを上げすぎないようするためだ。

 

1キロ5分30秒から5分40秒のペースを刻む。

 

このくらいのペースで20キロなら、

楽に気持ち良く完走できるだろうと思っていたのだけど、

5キロほど走ったところで、

右のふくらはぎが痛み始めた。

 

木曜日に、防水ランニングシューズを履いて、

ジョギングをしていたときにも感じた痛みだった。

 

そのときはすぐに歩いたから、

そのあと、痛みが生じることはなかった。

 

「ま、走っているうちに、

痛みは去るだろう」

 

そんな軽い気持ちで走り続けていたのだけど、

痛みはなかなか去らなかった。

 

とはいえ、

すごく痛むというわけでもない。

気にしなければ、

20キロ完走も可能な程度の痛みだ。

 

「でも、無理して、

しばらく、走れなくなったらやだな。

リタイヤするか。

でも、できたら、20キロ走りたいな」

 

と迷いながら、走っていたら、

7キロくらいのところで、

今度は、急にお腹が痛み始め、

トイレに行きたくなってきた。

 

「ま、まずい。

トイレがあるところまで、あと3キロあるぞ。

ま、間に合うのか?」

 

ラソン大会に参加するようになってから、

5年くらい経つけど、

走っているときに、お腹が痛くなったことは、

初めてのことである。

 

「も、もらしたらどうしよう」

 

焦る。

 

走るスピードを上げようかと思ったのだけど、

お腹への刺激が増えることで、

便意が増すのではないかと思い、スピードは上げられない。

 

「やばい。トイレまで持つのか」

 

襲い来る便意と不安から、

顔からは血の気が引いてくる。

右足のふくらはぎも、痛みが増しくる。

 

「もってくれ。なんとか、もってくれ」

 

苦悶に顔をゆがめさせながら、必死の形相で走る。

 

傍から見れば、

一生懸命走っているように見えただろう。

 

「あー。そろそろ、まじやばいかも」

 

そう思い、

もらしたあと、どうしようかと考え始めたところ、

9キロ地点に、スタッフのおじいさんがいたので、

もしかしたら、近くにトイレがあるのではないかと、

一抹の期待を抱きながら、立ち止まり、

 

「すみません。ここから一番近い、トイレってどこですか?」

 

と聞くと、

 

「あー。そこの階段を上って、すぐのところにあるよ」

 

と教えてくれた。

 

そこか!そこならまだ間に合いそうだ!

 

スタッフのおじいさんにお礼を言うと、

ダッシュでトイレに駆け込んだ。ギリギリセーフであった。

 

用を足したあと、

1キロゆっくり走り、そこでリタイヤした。

 

リタイヤなんて何年ぶりだろうか。

あまり、思い出せない。

 

でも、悔しいという気持ちはなく、

むしろ、すがすがしい気持ちになった。

 

帰り、「揚州商人」に寄って、

ラーメンを注文したのだけど、

細麺で頼んだはずが、太麺で出てきた。

 

「あの~。細麺で頼んだんですけど」

 

「え!そうでしたか!

申し訳ございません!すぐにまた作り直してきます!」

 

「あ。でも、大丈夫です。それでいいです」

 

「え?ほんとに大丈夫ですか?作り直しますよ」

 

「ほんとに大丈夫です」

 

そう言って太麺で食べたけど、

やっぱり、細麺のほうが良かったな、そう思った。