本日2本目のブログ
一昨日、ブログに書いた「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」が、売れまくっているみたいです。
紀伊國屋書店梅田本店の新書売上1位…!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!うれしーーーーーー😭 https://t.co/kDbWp1FPcQ
— 三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 (@m3_myk) 2024年4月22日
【速報】
— 三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 (@m3_myk) 2024年4月23日
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』3刷、大重版決まりました…!!!!!!
出荷は5/14以降になります!
部数聞いて震えました…。
本当にありがとうございます!!!! https://t.co/utW1oYeIRW
この本、本当によい本で、読書というものをテーマにして、現代社会が抱える問題点、全身全霊を込めて頑張ることを美徳としている「全身全霊主義」があげられているんですよね。他者から強制されているわけでもないのに、自ら、全身全霊をあげて頑張りたくなってしまう傾向がわたしたちにはあるような気がします。本の中には、その例として、次のようなことが書かれてます。
つまり私はこう言いたい。
サラリーマンが徹夜して無理をして資料を仕上げたことを、称揚すること。お母さんが日々自分を犠牲にして子育てしていることを、称揚すること。
高校球児が恋愛せずに日焼け止めも塗らずに野球したことを、称揚すること。
アイドルが恋人もつくらず常にファンのことだけを考えて仕事したことを、称揚すること。
クリエイターがストイックに生活全部を投げうって作品をつくることを、称揚すること。
ーそういった、日本に溢れている、『全身全霊』を信仰する社会を、やめるべきではないだろうか?
半身こそ理想だ、とみんなで言っていきませんか。
それこそが、『トータル・ワーク』そして『働きながら本を読めない社会』から脱却の道だからである
これからの時代、昭和の価値観に染まっていない若い人たちが原動力となって、よりよい社会を形成していくのかもしれないと思ったのでした。