日常日記

店長の日常

世界一幸せな民族

以下の記事は、2022年の8月15日プレミアムに投稿した記事になります。昨日は、道具の発明が、人類を幸福な暮らしから遠ざけているのかもしれない、などということを書きましたが、記事にあるアマゾンに住む先住民「ピダハン」は、生活に便利な道具を取り入れることを、本能的に極力拒否するんですよね(とわたしは感じました)。ピダハンの暮らしは、老子が説く理想的な暮らしそのものだと思いました。記事の下にあるYouTube動画がとても興味深く、ユーモアを交えて「ピダハン」の本を紹介していますので、ご興味をお持ちになりましたら、ご覧いただけますとうれしいです。

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3か月ほど前に、「ピダハン」という本を図書館で借りて読んだのですが、

これがもう、無茶苦茶、面白く、興奮、興奮、大興奮だったのであります。

 

 

 

「ピダハン」とは、ブラジルアマゾンの奥地に住む少数民族なのですが、世界一幸せな民族だと言われているそうです。

脳波測定したところ、現代人からするとあり得ないくらい、ものすごい高い数値を示したとのこと。

そして、ピダハンの面白いところは、文明の影響をまったくといってよいほど、受けていないんです。

世界中に少数民族はたくさんいますが、でもそのほとんどは、文明の影響を大なり小なり受けているのですが、ピダハンだけは、まったくといってよいほど受けていないんです(まったくゼロというわけではないです)。

今の世の中ですから、ピダハンも、文明人との交流はあり、この本の著者であるダニエル・L・エヴェレットも、ピダハンと交流がある文明人の一人なのですが、ダニエルさんも、最初は、キリスト教をピダハンに教えるために、アマゾンに渡ったのですが、ピダハンと暮らしているうちに、キリスト教を捨ててしまうのであります。

ピダハンには、現代で言われるところの宗教は必要ないんですね。

というのも、もうすでに幸せだからです(笑)。

現代文明に暮らすほとんどの人が免れることのできない、怒り、不安、後悔といった負の感情をほとんど感じることがないとのこと。

そして、ピダハンはよく笑うのだそうです。

普通の人は、もしも自分の持ち家が崩壊してしまったら嘆き、悲しむかと思いますが、ピダハンは、台風で自分の家が吹き飛ぶと大笑いするのだそうです。

これは、ピダハンの家が、粗末な作りだからということもあるかと思いますが、ピダハンは、頑丈なものや、貴重なもの、高価なものを作らないようにしている感じなんですよね。それは、あえて、そうしているというより、自然にそうしているという感じです。

まるで、作るのに手間暇がかかる頑丈なものや、貴重なもの、高価なものを手にすると不幸になるということが本能的に分かっているかのように、そういったものを拒否するんですよね。

貴重なもの、高価なものを手にすると、普通は執着心が起こりますし、またそれらを持っていない他者には嫉妬心が生じ、そして、そのために、争いが起こってしまうというのは、人類の歴史をひも解けば、一目瞭然であります。

ピダハンが大切にしているのは、なによりも「幸福感」であり、それを失う可能性があるものは徹底的に拒否するのであります。

ピダハンは、人間の幸福にとって、何が大切で、何が大切ではないのかを本能的に理解しているような気がします。

話はちょっと飛びますが、今回、料金改定に踏み切ったきっかけのひとつとして、このピダハンを読んだということも、多少、関係しているのですが、長くなりましたので、それは、次回、また書かせていただきたいと思います。

 

ピダハンについて、ご興味を持たれた方がいたら、こちらのYouTube動画をご覧いただけたらと思います。

 


www.youtube.com

 

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