日常日記

店長の日常

9時10分に起きる。今日は2組のご予約で、2組の方が足を運んでくれたのだけど、最初にご来店くださったカップルさんに、「今、店内には誰もいらっしゃらず、この後、どなたもいらっしゃらない可能性も高いのですが、どうされますか?一応、90分以上ご滞在いただき、誰もいらっしゃらなかった場合、次回無料のリベンジカードを差し上げておりますが、時間もお金もかかることになりますので、自由に決めていただいて結構です」と述べると、お二人で少し悩まれた後、「ではまた今度にします」とお帰りになられた。でも、その10分ほどあとに、2番目のカップルさんがいらっしゃり、「あぁ〜!」となった。最近は出席率もよくなってきたから、もう少し頑張って引き留めてもよかったかもしれないと後悔。

昨日は、平日にも関わらず、「ここは幸楽か!」と思ってしまうほどの忙しさで、泉ピン子や赤木春恵の働いている光景が自然と脳裏に浮かんだ。渡鬼をみていると、労働の素晴らしさをしみじみ感じ、時折、目頭が熱くなる。渡鬼には、この世界で生きること全般のテーマが散りばめられている。その一つが、仕事があることの幸福感ではないかと、渡鬼をみていると感じる。本来、仕事(家事も)は元気の源のような気がする。渡鬼大好きな母親が、79歳の今でも、週に三日働き、ほとんど病気という病気もせず、元気でいられるのは、知らず知らずのうちに、渡鬼スピリットを実践しているからなのかもしれないと思った。

昨日、ご来店くださったご夫婦カップルさんの奥さんから、帰り際、「マスター、いま、渡鬼にハマっているみたいですね」と声をかけられ、「え?渡鬼みたことあるんですか?」と聞いたら、「ないんですよー。なんだか、古臭いドラマの印象があって、みる気が起こらなかったんですよね」とのことだった。その気持ちは、ぼくも同じだったから、よく分かった。けどそれは、まったくの誤解であることを、そこから、2,30分くらい熱弁してしまった。途中、「まだ、お時間大丈夫ですか?」という確認を挟みながら。ぼくは、自分の興味のある話題を話し始めると止まらなくなり、くどくなるから、その点、お客さまにご迷惑をかけないよう配慮することを忘れないように気をつけるようになった。また、話題を振られてないのに、こちらのほうから、「渡鬼って、みたことあります?」と聞くのも、控えている。押しつけがましくならないようにだ。ちょっとは、ぼくも成長したかもしれない。

夜、ある女性会員さんから、お話をしたいとご連絡があり、電話でお話をする。お悩みの相談であった。ぼくのブログを読んで、共感するところがあり、話がしてみたいと思ったとのこと。最初のうちは、会員さんのお悩みに沿った話題だったのだけど、次第に話題はそれていき、最後のほうは、渡鬼の素晴らしさをぼくが熱弁することになった。ご静聴いただきありがたかった。