日常日記

店長の日常

そろそろお昼になりそうだけど、まだ布団の中。昨晩、3回目のクオリアをみた。雨が降っているし、腰の具合もあまりよくないから、行くかどうか迷っていた。映画を観たい気分も減じていたから、行かない方向に心は傾いていたのだけど、布団の中でゴロゴロしていたら、「やっぱり、もう一度みたい」という気持ちが湧き上がってきた。それで、雨の中、傘を差し、観に行った。まったく同じ映画なのに、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目のほうが短く感じ、それがちよっと不思議な感覚をぼくの中で呼び起こした。感動ポイントも微妙に変わる。3回みて思ったのは、やはり、自分の理解力は、貧しいということ。お手伝いさんとドラマや映画をみても、お手伝いさんのほうが、より細かいことに気がついていることが多い。ぼくは映画を注意深く、集中してみることが苦手なんだなと思う。だから、自分が興味をもった映画は繰り返しみることが大切なのだなと思った。というか、繰り返しみることの面白さが分かった。一回、みることによって大体のストーリーは把握できているから、二回目、三回目は、ストーリーを追う必要がなくなり、一回目には見落としていたことに気がつくようになる。それがまた楽しい。今は、コンテンツの量が膨大に増えてきているから、面白いと思った映画やドラマでも繰り返しみることが少なくなってきているように思う。たくさんの映画をみるよりも、自分の気に入っている映画を何度も繰り返しみるほうが、心は豊かになるような気がした。その映画に対する愛着が増すし、日常の中で、ふとした折に、その時の自分に必要な言葉が、映像を伴って頭の中に甦っきて、頑張ろうと思えたりすることがある。ぼくの場合、たくさんの映画を観るのは、自分のための、個人的に意義のある映画に出会うためなのかもしれない。