日常日記

店長の日常

9時過ぎに起きる。6時過ぎに目を覚ましていたのだけど、鬱々とした気分に襲われ、なかなか起き上がる気になれなかった。昨日レイトショーでみた映画「ボーはおそれている」をみたせいかもしれない。なんとも形容しがたい映画だった。みようと思ったきっかけは、映画プロデューサーの人がXのポストに、「もう今年の映画は、哀れなるものたちとボーはおそれているを観られたからいいやー」と書いてあるのをみたからであった。ボーはおそれているという映画がブルク13で上映されていることは承知していたのだけど、内容紹介もみておらず、まったくのノーマークであった。で、内容紹介を少しみたら、日常の些細なことにもすぐに不安になる男が主人公と書いてあり、ぼくと一緒ではないかと俄然興味を持ち、早速、昨晩、ヨガのあとに、レイトショーでみてきたのだ。しかし、この映画はどう紹介してよいのか分からない。迂闊にはおススメできない映画であることは確実だ。自分も最初の30分から1時間くらいは、なんだか気分が悪くなり、途中で出ようかと思ったくらいだった。でも、徐々に、その面白さにハマっていってしまった。話の展開は最初から最後まで、次に何が起こるのか、全く予想がつかなかった。こんな映画をみたのは、初めてかもしれない。監督と脚本を書いた人は一緒の人なのだけど、ヤクでもやっているのではないかと思った。じゃないと、こんなストーリー考えつくはずがない。とにかくヤバい映画なのだ。でも、ブログを書きながら、内容を思い出すと、笑いが込み上げてきたりもする。主人公のボーが辿った人生とぼくの人生は、まったく違うものだけれど(似てたら困る)、でも、自分では全くコントロールできない運命に翻弄されているところに、思わず、自分を重ねてしまった。ぼくの人生、正直、何が起こっているのか自分でも分からない。でも、どんなイヤな出来事も、この映画をみた後では、笑い飛ばせるような気がした。観終わったあとは、一度観れば十分かなと思ったのだけど、今はなんだかもう一度みたい気分になっている。今度、観るとしたら、誰かと一緒に観たいような気がするけど、誘う人の選択を誤ると恨まれそうな気もするから、迂闊には誘えない。とにかく、そんな映画なのだ。