日常日記

店長の日常

10時に目が覚め、布団の中で、三四郎を聴いた。一時間もしないうちに、2回目の三四郎が聴き終わった。とてもよかった。主人公である三四郎は20代前半だけれど、50歳のぼくは未だに、ストレイシープ(迷える小羊)である。今度は「坊ちゃん」を聴く予定。去年、実家に帰った時に、母に、「夏目漱石って読んだことある?」と聞いたら、「坊ちゃんとか?」というから、「読んだことあるの?」と聞いたら、「たぶん、あると思うよ」ということだった。読んだかどうかはっきり覚えていないということは、読んでも特段、感銘を受けなかったか、途中で挫折したのだろうなと思った。母はテレビっ子だから、本はあまり読まない。ぼくが子供の頃から、母が本を読んでいる姿をみたことはほとんど記憶にない。そんな母だから、子供たちに積極的に本を買い与えるということはなかった。漫画もあまり買ってくれなかった。そのことを残念に思うこともないではないのけど、でも、外で遊ぶことが多かったから、それでよかったのだろうと思う。

 

最近、為末大さんのXで、「生成と消滅の精神史~終わらない心を生きる」(下西風澄著)という本が紹介されていた。為末大さん曰く、「年始から凄まじい本を読んでしまった。未だ、余韻に浸っている」とあったので、俄然興味が沸き、Amazonで調べてみたら、ぼくの心にどストライクに刺さってきた。以下、内容紹介より。

古代ギリシャから西洋哲学の歴史を紡ぎ直し、
認知科学、さらに夏目漱石へと至る。
若き独立研究者が切り開く、心と人類の新たな地平。

内容紹介とレビューを読んでいたら、
ドキドキ、ワクワクが止まらず、
そわそわと居ても立ってもいられなくなった。

早速、「象の旅」の加茂さんにお取り寄せをお願いしようと思い、
スマホを手に取ったのだけど、ふと、

「いや、漱石を全部読んでからのほうが、より面白く読めるのではないか」

と思い留まった。

何しろ、現時点でさえ、
本を買いすぎて収拾がつかなくなっているのだ。
急ぐことはない。

為末大さんも、下西風澄さんも、ぼくが好きな「神々の沈黙」(ジュリアン・ジェインズ著)を読んでおり、「生成と消滅の精神史」の中でも、紹介されていたりするそうである。楽しみだ。

新年の営業3日目の今日も、
たくさんのカップルさんたちで賑わっている。
皆さん、仲良しカップルさんばかりで、ほんわかと和やかな、よい雰囲気が漂っている。
世間ではいろいろなことが起こるけれど、
エイジャの空間は平和そのものである。