日常日記

店長の日常

ホストクラブが露わにする人を狂わせる力

先日、ネットでこんなニュースをみました。

news.yahoo.co.jp

記事に出てくる「帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)」さんは、作家で、源氏物語の研究家でもあるそうで、名前の由来も、源氏物語の巻名から取っているのだそうです。そんな帚木さんが、「源氏物語におけるゲームと賭博」というテーマで講演をしたそうなのですが、記事を読むまで、源氏物語とギャンブル依存症が結びつくものだなんて、思ってもいなかったです。帚木さんによりますと、源氏物語が書かれた平安時代に、当時のギャンブル「双六(すごろく)」が流行り、でもそれによって、「悪行に走り、孝道に欠け、職を失う」ということが起こり、繰り返し何度も禁令が出されたのだそうです。今も昔も、ギャンブルが人を狂わすことは変わりがないんですね。

 

そして、今度は、最近話題になり、賛否両論を巻き起こした、このニュース。

 

news.yahoo.co.jp

 

記事の中で、売り上げ競争に高じる女性たちのことについて、「勝ったら私が大好きな人と結婚できるとか、何かゴールがあればいいんですけど、ゴール、ないですよね」と、ローランドに質問したところ、ローランドは、「何かが戻ってくるってより、その瞬間、追っていく過程とか、一緒にがんばるみたいなのが(ある)。だって、大人になってから、くやしくて泣くとか、負けて泣くとかってあんま、経験ないじゃないですか」と答えたのだそうです。わたしは、ローランドのこの答えの中に、ホストクラブの問題が詰まっているように思いました。競争をけしかけることで、人を簡単に狂わせることができ、お金を吐き出させることができるのだと思います。

記事の中に、アイドルの総選挙ビジネスについての言及もありましたが、こちらは確かに、あまり問題視されていませんが、同じ人間の心理を利用している点で、共通しているように思います。

(この記事のタイトルは、AIに決めてもらいました)