日常日記

店長の日常

8時にアレクサの目覚ましが鳴る。でも、まだ眠かったから、アレクサに言って、30分のタイマーをかけてもらい、8時30分に起きた。昨晩、川上未映子の「黄色い家」を聴き終わった。時間をみたら、深夜2時だった。途中から面白くなって、2倍速で一気に聴いた。ぼくも主人公の「花」たちと同じように、まっとうな生活はできないタイプの人間だけど、不思議とこの歳まで生きて来れたのは、なんでだろう?と考えると、それほどたくさんではないけれど、本を読んできたことがよかったのかもしれないと思った。その分、理屈っぽい、頭でっかちで、面倒くさい人間になったような気もするけど、生きていくために、本を読まざるをえない状況に追い込まれていたような気がしないでもない。
今日は、「あさわけアラフォー」コラボの日。ある女性会員さんの提案で、先月から「あさわけアラフォー」コラボ(以下「コラボ」)を実施してみることにした。じつは、最初、提案されたときは、「コラボは、以前、何度か実施したことがあったけど、パッとしなかったので」と丁重にお断り申し上げたのだけど、「それは、いつやったのですか?」と聞かれ、「かれこれ、8年以上前くらいになりますかね~」というと、その女性会員さんから、現在の日本の年齢分布の表を添付したメールが届き、「8年前だと時期尚早だったかもしれません。40代、50代の人口が多い今こそコラボをやるべきです」と説得力のある言葉が綴られており、それで、「試しに、またやってみようか」という気持ちになり、「コラボ」をまた実施してみることにしたのだった。結果、先月はとてもよい感じにお客さまが入り、今日は満席にもなり、まさかの「お知らせX」を発動するほど、大盛況となった。再来週の「コラボ」もよい感じにご予約が伸びている。ご提案いただいた女性会員さんには感謝である。
今日、カップル喫茶初めての女性の方に、「ほかのカップルさんに話しかけたらダメなんですか?」と聞かれる。エイジャに対するよくある誤解に、「会話がNGなカップル喫茶」ということがあるのだけど、そんなことはもちろんない。ただ、会話をなるべく控えて欲しいシチュエーションというのは確かに存在する。特に今日のようなたくさんのお客さんで賑わっているときは。

ほかのカップルさんが雰囲気よく非日常の空間を演出してくださっているときの大きな声での会話や笑い声は、ほかのカップルさんに対して失礼になってしまう場合もある。会話を控えめにして、静かにしていることは、ほかのカップルさんに対する敬意の表明でもあるのだ。店内での会話については、これまでもたくさん書いたけど、近々、またコラムに書いてみる予定。

今日は、夜の部も営業でき、雰囲気もまたよい感じだった。8月15日に、皆さんにホームページをちゃんと読んでいただけるようお願いしてからというもの、エイジャの雰囲気が好きな趣味趣向のカップルさんばかりが集まってくださるようになり、雰囲気が、俄然、安定してきた。21年かかったけれど、カップル喫茶としてのエイジャのあり方がようやく確立できたような気がしている今日この頃である。