日常日記

店長の日常

8時半に起きる。体重61,4キロ、体脂肪率17,6パーセント。

今日は、1組のカップルさんの貸切リベンジカード。暇だった。暇だったから、オーディブルで西村賢太の「雨滴は続く」を営業中、聴いていた。昨日から聴いていたこともあって、途中、何度か寝てしまったりもしたけれど、その都度、戻ったりしながら、聴き終わった。面白かった。
西村賢太は「苦役列車」で芥川賞を受賞した作家で、ぼくは、それを映画館でみたとき、すがすがしいまでのクズ男の姿に衝撃を受けた。西村賢太は小学生時代、父親が連続強姦事件で逮捕されたことで、人生を狂わされる。でも、本好きで、本だけは読み続けたことで、芥川賞を取ることになったという異色の経歴を持っている作家だ。「雨滴は続く」では、作者の人生が私小説形式で綴られている。けれども、作者の早すぎる死去によって未完なのである。残念。これから芥川賞を受賞するという流れになっていくところだったのに。芥川賞の受賞会見では、「そろそろ風俗行こうかなと思っていた」と言ったらしい。西村賢太は、泥酔しての暴力事件も何度か起こしている。先日は、同じ西村賢太の「小銭をかぞえる」を聴いた。「小銭をかぞえる」は、「焼却炉行き赤ん坊」と表題作の「小銭をかぞえる」の2編ある。両方とも面白く、声を上げて笑ってしまうこともたびたびあった。ろくでもない男が主人公なんだけど、異様なほどにこだわりが強かったり、気難しかったり、猜疑心が強かったりするところなど、自分とそっくりだなと思った。

営業が終わってからは、いつものY先生のヨガに行く。今日はゆるめのヨガだった。先日の山の疲れが残っていたから、ちょうどよかった。昨日の朝もヨガの予定だったのだけど、疲れが残っており、しかも、昨日のヨガはハードなヨガだったから、早朝に先生にLINEを入れ、キャンセルさせてもらった。最近はキャンセルをすることが多い。

ヨガのあと、豚山に行った。先日行ったばかりなのに、また食べたくなってしまったのだ。行列ができていて、20分くらい待たされた。美味しかった。豚山は、食べたあと、大抵、調子を崩すのだけど、中毒性がある。

iPhone15が届いた。使い勝手にさほど変化は感じられないけど、文字が打ちやすくなった。古いiPhone11は、枕元に常時置いて、オーディブル用として使おうかな、なんてことを考えている。