日常日記

店長の日常

11時に起きる。

夏山用の薄手のパンツを買いに、山下公園近くの「石井スポーツ」に行ったら、閉店していた。ショック。気を取り直して、向かいの「マムート」に行った。20%オフのセール中だった。夏山用のパンツを色違いで2着試着した。カーキ色と黒だ。サイズはピッタリのように思ったから、どちらを買おうか迷ったのだけど、ふと、「これは本当に欲しいものなのだろうか」という考えが思い浮かびあがった。すると、購買欲が失せた。それで、女性店員さんに、「ちょっとご検討させてください」と言って、お店を出ることにした。アイドルのように可愛い女性店員さんだった。

その足で,今度は、「パタゴニア」に向かった。夏山用の薄手のパンツを試着したつもりだったけど、オールシーズン用のパンツだった。男性店員さんに、「このパンツ、履いていると、結構、暑さを感じますね」と言ったら、「これは、オールシーズン用なんですよ」と言われたことで、それが分かったのだ。アウトドアウエアは、用途に従って、細かく分類されているから、どれがどの用途として作られているのかよく分からず、迷うことが多い。ネットで調べておけばよかったと思った。というわけで、パタゴニアでもなにも買わなかった。

帰り道、有隣堂に寄った。有隣堂の前を通ると、つい寄ってしまうことが多い。というか、本屋の前を通ると、寄りたくなってしまうのだ。これは、30年くらい前からの習慣、というか、癖のようなものである。だから、読んだこともないのに、作者名やタイトルだけは、知っているという本が自然と増える。

吉田修一の「横道世之介」の最新作が気になった。これで、「横道世之介」は、完結ということである。「横道世之介」については、「旧日常日記」でも話題にしたことがあった。「刺さる言葉」。手前味噌ながら、よいことが書いてあるなと思った。この記事の次の日に書いた記事もよいことが書いてあった。「読書とエイジャ」。書いてもすぐに忘れるから、自分で書いたことに教わることが多い。自分は書くことだけは達者なことを書くなといつも思う。書いていることに現実の自分はなかなか追っついていかない。現実の自分は、生きづらさを抱えている社会不適合者だ。だからこそ、本を読むのだと思う。