日常日記

店長の日常

本日2本目のブログ。
今月に入ってから、2組のご夫婦カップルさんからお悩み相談をお受けするということがあった(別々の日に)。貸し切りの店内は、たまに、「新婚さんいらっしゃい」ならぬ「マンネリさんいらっしゃい」の様相を呈する。自動的に、ぼくが「桂三枝」の役を担うわけになるけど、アシスタントは誰もいない。基本、カップルさんとぼくの3人で話すことになる。でも、ご夫婦さんに限らず、カップルさんの赤裸々な話を聞くのは、とても楽しい。基本、陰キャで、フロントの奥でひっそり身を隠していることが多いぼくだけど、そんなときは、「がははは」と大笑いさせていただくこともしばしばあるほどだ。ほとんどの方が、「マスター以外、こんな話できません」とおっしゃる。ぼくは、すごく貴重なお宝のような話を聞かせていただいているのだなあといつも思う。
2組のご夫婦カップルさんのお悩みというのは、まったく同じ悩みであった。どんな悩みかというと、「奥さんにもっとエロくなって欲しい」ということであった。二人の奥さんは、共にセックスは嫌いではないのだけど、すごく好きというわけでもないということで、だから、なければないで、それで困らないということだった。でも、旦那さんのほうはといえば、お二人とも精力絶倫なのだ。二組のご夫婦さんはともに、はたからみても、夫婦仲は良好で、お付き合いを始めてから、優に10年以上経つのに、セックスレスとはまったく無縁である。でも、旦那さんとしては、もっとエロくなって欲しいという男のロマンを抱き続けている。けどこれは、ほんと難しい問題だなと思う。淡泊な女性が、何かのきっかけで、めくるめくエロスの快楽に目覚めるということがあるのは、ぼくも承知しているけれど、でも、どちらかといえば、まれなような気がする。そして、エロい女性というのは、ある意味、工場出荷時から、つまり、生まれたときから、そのように生まれついているような気もしないではない。ナチュラル・ボーン・エロスというわけだ。
男性経験が少なかったり、ある程度あったとしても、相性が悪い男性としかしてこなかった女性が、経験豊富な男性とのセックスによって、めくるめくエロスの快楽に目覚めたというのはわりとよく聞く話だけど、元々の性欲が少なく淡泊な女性の場合は、どんなに経験豊富な男性や自分のタイプの男性とセックスをしたとしても、そこから、エロスに目覚めるというのは、わりと難しいのかも知れない。この辺のことは、カップル喫茶を21年間営業していながらも、依然として、素人の域をでないぼくには、わかりかねる問題である。それに、旦那さんの個人的な望みはともかく、淡泊なことが悪いのかどうかというと、必ずしも悪いことではないと思うから、その辺が難しいところであり、旦那さんとしては、やきもきするところでもあると思う。変にプレッシャーをかけるようなことは逆効果だろうし。でも、二組のご夫婦さんのよいところは、こういったデリケートな話題について、ちゃんと、話し合っているところだと思う。そして、二組のご夫婦さんと話してみて思ったのは、こういったデリケートな話題を、ぼく以外の人とも、ざっくばらんに話し合える場を設けることは、とてもよいことなのではないだろうか?ということである。夜の部は暇だし、セックルのマスターに頼んでみようかな。