日常日記

店長の日常

シリーズ「セックスレス」・その5

しばらく、心身の調子を崩し、

営業中も営業時間外もずっとゴロゴロしていました。

特に何もせず、

ゴロゴロしていられるのは幸せですね。

その点、主婦の方は大変だろうなって思います。

調子が悪くても、

やらないといけないことはたくさんあるでしょうから。

わたしは独り身ですから、

その点、とても気が楽です。

この間、ヨガはあまりやっていなかったのですが、

でも、調子を崩す前にヨガやジョギングをやっていたせいか、

1日中ゴロゴロしていても快適に過ごせました。

これが普段体を動かしていない方が、

急に、1週間くらい、1日中ベッドの上に横になっていたとしたら、

体のあらゆるところが痛くなって大変かもしれません。

 

そんな話はともかく、

シリーズ「セックスレス」です。

 

この話題のために、

わたしは、再び「アメリカ性革命報告」(立花隆)を買ってしまいました。

 

これで買うのは、3回目くらいになるかと思います。

 

久しぶりに読み返してみたのですが、

やはり、この本には興味深い事例が満載です。

 

いまの価値観からしたら、「え!まじか!」と驚くことばかりだと思います。

 

本の中に、性革命が起こる前のアメリカの事例がありましたので、

いくつか、ご紹介してみたいと思います。

 

1909年 オーラルセックスにふけっていた二人の黒人がケンタッキー州で裁判にかけられたが、それを取り締まる適当な法律がなかったので無罪になってしまったのを機会に、各州でオーラルセックスを取り締まる法律ができる。

 

1914年 全米女性クラブ連盟が、タンゴを非道徳的ダンスとして禁止する。

 

1920年 チャップリンが離婚裁判において、妻から、クンニリングスをさかんにやったことをひなんされたのに応えて、「しかし、結婚した人はみんなやってることじゃないか」と発言して、全米を驚倒させる。

 

1933年 全米映画製作者協会、女性の乳首と太ももの内側を画面を出さないことを決める。

 

昔のアメリカでは、オーラルセックスは犯罪だったんですね。チャップリンはそのせいで妻から訴えられてしまったそうですが、現代でしたら、クンニリングスをしないということで全米の妻や女性からなじられそうですよね。

 

戦前の日本においても、

オーラルセックスは、遊女などのそれをなりわいとしている人だけがするもの、

というのが一般的だったということを以前、どこかで聞いたことがあります。

 

この辺の性的な観念の歴史に関しては、

とても興味深いものがありますが、

こういったことは、両親や祖父・祖母に、気楽に聞ける話ではないですから、

ある種の断絶が起こっているところがあるように思います。

 

でも、わたしがまだ、小学校、中学校のころって、

フェラチオもクンニリングスも、一般的なもの、当たり前のものという認識は、

まだ形成されていなかったような気がします。

 

とてもウブな中学生だったわたしは、

「好きな人にあんなところをなめさせるなんてことは、

ぼくには到底できっこないだろうな」と思っておりました(笑)。