日常日記

店長の日常

シリーズ「セックスレス」・その1

漫画「あなたがしてくれなくても」の話題を、

Twitterでしたからでしょうか、

わたしのタイムラインのおすすめには、

セックスレスの悩みを抱えている方や、

「婚外」(今は不倫ではなく「婚外」という言葉が使われているようですね)活動をされている方々のツイートが、

次々、表示されるようになってしまいました(笑)。

 

そういう方々とやり取りすることはないのですが、

たまに、

「わたしは、こういったお店を経営しているものですが、

もしよかったら、HPをご覧ください」

とDMを送りたいという衝動に襲われます(笑)。

 

とはいえ、

もちろん、そういうことはやりません。

 

これまで通り、

何かのご縁でエイジャのことを知ってくださった方だけで、

エイジャを運営していきます。

 

積極的に世間に訴えかけるようなことは、

しないように気をつけてます。

 

このブログに関しても、

外部からは見つけられないように設定していますので、

たとえば、「セックスレス」という言葉で検索したとしても、

このブログは検索にはひっかからないようになっております。

 

まあもし、

検索にひっかかるようになっていたとしても、

検索結果は、相当、あとのほうになるかと思いますが(笑)。

 

さてさて、「セックスレス」についてですが、

世間を眺めておりますと、

「セックスレス」(って、長いので今後は「レス」に言い換えますw)のことを、

「問題」と捉えているように感じます。

 

あくまでも、私見にはなりますが、

「レス」を問題と捉えることのほうが問題なのではないだろうかと、

わたしは感じております。

 

「レス」は問題というより、

「当たり前の事象」

と捉えたほうが、より正確な表現のような気がします。

 

どんなにお気に入りの洋服だったとしても、

毎日それを着ていたら飽きてしまうと思いますし、

どんなにお気に入りの音楽でも、

毎日ずっと聴いていたら、次第に飽き飽きしてきてしまうと思います。

 

同じように、

付き合っている男女の間におけるセックスの刺激が、

年数を重ねるにつれて、

弱まっていくというのは、

じつに自然なことなのではないでしょうか。

 

ただ、ここで問題になるのは、

お互いに同時期に、

パートナーとのセックスに対する興味が減じるのではなく、

そこには、時間的な差異が生じることが多々あるということになるかと思います。

 

こっちはまだやりたいけど、あっちはやりたくない、

逆に、

こっちはやりたくないけど、あっちはやりたい、

となると、夫婦、恋人間に亀裂が生じてしまうことは、

避けられないように思います。

 

あと、ほかの問題としては、

(こちらのほうがより重要な問題かもしれません)

セックスレス=性欲レス、ではないということだと思います。

 

昨日、Twitterをみていたら、

レスに悩む女性が、

旦那が自慰行為に耽っているのを偶然目撃してショックを受けた、

というツイートをみつけました(というより流れて来たw)。

 

まあ、そういうことです。

 

自分のパートナーには性欲は感じないけれど、

相手が変われば、途端に性欲が暴れ始めるというわけです。

 

旦那さんがセックスをしてくれなくなったことで、

女性としての自信をなくし病んだ、

といったようなツイートもよくみかけるのですが、

そういった女性には、

 

「安心してください。

あなたに対して、喜んでパンツを脱ぐ男性(履いてませんよw)は、

たくさんいますよ」

 

と声をかけてあげたいのですが、

でも、そういう女性は、愛する旦那さんに女性として見られなくなったことにショックを受けているので、

そのように声をかけてあげたとしても、

何の慰めにもならないかもしれません。

 

まるで、旦那さんを一途に愛し、そして、旦那さんからも一途に愛されたいと望む「お延(おのぶ)」のような健気な女性です。

(お延は、夏目漱石の「明暗」の主人公である「津田」の妻です)

 

そんなお延に対して、津田の妹は、次のようなことを言います。

 

「自分よりもほかの女は、有れども無きがごとしっていうような素直な夫が世の中にいるはずがないじゃありませんか」

 

ちょっと分かりづらい表現かもしれませんが、

 

「妻以外の女性はまったく自分の目には女性として映らない、なんていう夫なんて、

世の中にいるはずがない」

 

ということです。

 

お延はとても理想主義的で、津田の妹はとても現実主義的です。

 

この二人の運命が最終的にどのような結末を迎えるのかは、

「明暗」が未完に終わってしまったため、分からずじまいなのが残念なのですが、

なんとなくですが、最後、お延は心を病んでしまうような気がしてます。