日常日記

店長の日常

8時30分に起きる。
今日から、朝一に体重を計ることをやめることにした。体重を計るときは、スマホを起動しなくてはいけない。朝起きてしばらくの間、スマホもパソコンも起動せずにいるのは、心持ちがよいような感じがした。開店準備もはかどった。デジタルデトックスがいまの自分には必要なのかもしれない。
昨晩は、女性のY先生のヨガに行き、2レッスン受けた。最初のレッスンは、わりと運動量が多めのヨガで、2つめのレッスンは、呼吸法と瞑想がメインだった。最初のレッスンは、生徒は自分一人だけだったけど、2つめのレッスンは、60代くらいの大柄の男性と一緒だった。初めて会う人だった。ちょっとこわもてな感じで、土建屋の社長さんのような雰囲気があった。「今日はむかつくことばかり起きて、イライラしたー」とその人はスタジオに入るなり、Y先生にわりと大きな声で言った。続けて、「ほんとみんな自分勝手でわがままな人間ばかりだよ」と不平不満をこぼした。やはり、雰囲気通り、何かの社長さんのようだった。Y先生は、「人間はみんなわがままなものですよ」と言った。続けて、「でも、そういう自分もわがままだったりするんですけどね」と付け加えたけれど、社長さんはそのことについては何も言わなかった。自分だけはそうではないと思っているのだろうか。でも、60代の大柄で、迫力のある男性がヨガをやっている姿はなんだかちょっと可愛らしく、少し滑稽な感じもした。そんなことを思うのは失礼なことだとは思うけど。その男性とは、結局、最後まで何も口をきかなかったけれど、今後、何度か一緒になっていくうちに、言葉を交わすことになるような気がする。そのとき、仕事を聞かれたらなんて答えようかなどということを今から考えてしまっている。
ヨガから帰ってくると、図書館に本を返しにいった。営業時間外だったから、返却ポストの中に入れた。借りた本は「インテグラ・ヨガ」。パラパラとめくりながら、目についた気になったところだけを読んだだけだったけど、とても良い本だったから、また早速、予約をした。予約の順番は12番目だから、次に借りられるのは、3,4ヶ月先になるだろう。ほかにもまだ、読みたい本が読み切れないくらいあるから、それは別に気にならない。図書館の帰り、日ノ出町駅前のスクランブル交差点の道路のはじっこで、70歳前後と思われる男性が仰向けになって倒れていて、どうにか起き上がろうとしているのだけど、泥酔していて、なかなか起き上がれないようだった。そのままだと車に轢かれてしまう恐れもあったから、そばに行き、手を貸し、起き上がらせ、抱きかかえ、ラーメン屋さんの前まで連れていき、店の脇に段ボールがたくさんあったから、それをクッションにして、その上に横になってもらった。でも、このままだとお店の営業の邪魔になるなと思っていたら、ラーメン屋の従業員の女性がでてきて、やはり、ここだと邪魔になってしまうから、お店の目の前のガードレールに段ボールを敷いて、そこにもたれかかってもらうことにした。その後、ぼくはその場を去った。歩きながら、14年前に亡くなった親父を思い出した。親父もよく酒を飲んでは歩けなくなり、道路に寝て、警察のお世話になり、家族で向かいに行ったことが何度かあった。それでも、67歳まで生きた。死んだ日も酒を飲んでいた。生きているときはいろいろな人に迷惑をかけたようだけど(ぼく自身は、親父の存在を迷惑だと感じたことはなかった)、死ぬときは誰にも迷惑をかけずにポックリと逝ってしまった。