日常日記

店長の日常

9時に起きる。昨日は開店時間の30分前だったけど、今日は1時間前だった。体調を少し崩してからというもの、6時前後に起きられなくなってしまった。ヨガも、ジョギングもろくにできていない。体調のほうはもうずいぶんよくなったから、これから少しずつ、生活リズムを取り戻して行けたらと思う。
最近になって、読みたい本や漫画ががたくさん出てきた。先日は、いがらしみきおの「あなたのアソコを見せてください」を読んだところ、なんだかとても感動してしまった。いがらしみきおといったら、「ぼのぼの」が有名で、ぼくも高校時代にハマっていた時期があるけど、「あなたのアソコを見せてください」は同じ作者が書いたものとはまったく思えない内容だった。まさか、「ぼのぼの」のいがらしみきおが、こんな漫画を書いていたなんて知らなかった。「その人のアソコを見たい。それが人の欲望のすべてだと思うぞ」と、漫画の中にでてくるある人物がいう。もちろん、人の欲望にはもっとたくさんの欲望があるから、それが欲望のすべてというのは極論ではあるとは思うけど、でも、好きな人のアソコをみたいという欲望は、強力な力でぼくらを締め付けてくるというのは確かなことだと思う。「あなたのアソコを見せてください」が面白かったから、同じ、いがらしみきおの「I(アイ)」という漫画も読み始めたのだけど、これもまたすごい漫画で、ぼくの興味にドンピシャであった。「I(アイ)」に、次のようなことが書いてあった。

「誰かが何かをすれば、なにひとつとして間違うことなくその通りに動く。この世界は奇跡のように完璧だ。みんな毎回それを見ているのに誰も気がつかない。みんな何も知らないまま生きている。しかし、イサオは知っていた。世界はイサオの言うとおり全部つながっている」

「明暗」の中のポアンカレーの「偶然」の話にも通じるような気がする。「I(アイ)」は、量子論的な要素が組み込まれているように思うけど、いがらしみきおの実体験的な要素が反映されているところも多いように感じる。しかし、どうして、ぼくが興味を持ったものには、大抵同じような内容が書かれているのだろうか。ぼくは何かに絡み取られていて、そこから逃げられないのだろうか。そんな気さえしてしまう。