日常日記

店長の日常

7時20分に起きる。体重57,3キロ、体脂肪率13,5パーセント。
夏目漱石の「行人」がようやく聴き終わった。聴いていると、つい寝てしまうことが多いから、また元に戻ったりして、同じところを4,5回聴いたこともあったから、結構、時間がかかった。でも、それで気づいたのだけど、名作というのは、何度聴いても、面白いということである。おそらく、聴くたびに新たな発見があるのだと思う。夏目漱石の本は、著作権がきれており、青空文庫で無料で読めるから、Kindleにもダウンロードした。耳で聞くだけだと、分からないところも多いから、ありがたい。「行人」を聴いていたら、なんだか母親に会いに行ったほうがよいような気がして、カーシェアで久しぶりに東京の実家まで帰った。ぼくには、姉と弟がいる。つまり、ぼくは、3人兄弟の長男だ。で、普通の道から外れてしまったのは、ぼくだけだから、母親は自分のことを一番心配している。昨日も、「あんたは、ほんと何の仕事をしているのかねー」と言われてしまった。現在、78歳の母親は、とても元気だ。今も、週3で働いている。「母親がぼけないで元気でいてくれるというのは、子供にとってほんとありがたいことだよ」と言うと、それを聞いて、母親は何か思い出したようで、「そうそう」といって、自分の高校時代の友達がちょっとぼけてきてしまったという話をし始めた。そして、「この年になると、ほんと何が起こってもおかしくないよ」といった。ぼくは、「それには年齢は関係ないんじゃない?何歳だって、何が起こるのかは、ほんと分からないよ。だから、77歳まで生きられたというのは、ほんとすごいと思うよ」と本心からそう言った。それから、「でも、おれだって、よく50まで生きたと思う。こんなに長く生きるとは、思わなかった」というと、「あら。お父さんも、50になったとき、同じこと言っていたわよ」ということだった。親父は、14年前に、67歳で亡くなった。ということは、自分も少なくとも67までは生きるということだろうか。というか、最近はわりと調子がよいから、もっと長く生きるのかもしれない。母親が自分のことをいろいろと心配するから、去年からヨガをやり始めたことを話し、前屈をしてみせ、柔らかくなった体を披露すると、「あら。お母さんも、指が床につくのよ」といって、前屈をし始め、母と息子で、前屈競争になった。実家は、夜の10時過ぎに出た。「またいつでも来てね」と言われたから、「了解。また来るよ」と返した。