日常日記

店長の日常

今朝は10時45分に起きる。ようやく疲れが取れてきた。

14日(水)、15日(木)と丹沢に行っていた。2日間丸々休みが取れたから、山小屋に1泊した。少し前から、連休が取れたら山小屋に行こうと思っていた。そして、ご予約が入らず、連休が取れたから山小屋に宿泊することにした。2年半ぶりの山小屋である。どうせなら、山歩きも存分に楽しもうと、蛭が岳(ひるがたけ)山荘に宿泊することにした。大倉登山口から蛭が岳山荘までは、7時間半くらいかかるのだけど、これまで2回行ったことがあり、そんなに大変だったイメージはなかったから、のんびり、ゆっくり行けば、わりと楽に到着できるだろうと思っていた。けれども、それはずいぶんと甘い見通しであったことをすぐに思い知ることになった。

先月、半年ぶりに山登りを再開し、今週の月曜日に2回目に行ったばかりで、蛭が岳山荘は、ちょっと無謀だった。過去2回の蛭が岳山荘は、11月、12月と涼しい時期に行ったし、当時はフルマラソンやトレランなんかもやっていたから、体力は今とは格段に違いがあった。今は、走る量もずいぶん減ったし、なにしろ、暑かったし、湿度も高かった。汗が全身からとめどもなく出てきた。前回、前々回よりも、遅いペースで歩いているのだけど、辛かった。辛すぎた。1泊2日の行程ということで、ザックの重さも倍以上になった。おやつや食べ物を持ち過ぎた。水は3リットル持っていき(これは正解だった)、ザックの重量は、恐らくは10キロはあったように思う。その重みが容赦なく、ぼくの体にのしかかってきて、一歩一歩の歩みを遅くする。日差しは容赦なく照り付け、ぼくの体力、気力を奪っていく。塔ノ岳に到着するのに、4時間かかった(前回は3時間)。丹沢山の「みやま山荘」の宿泊だったら、塔ノ岳の隣の山で、1時間半くらいで着くから気が楽だったのだけど、蛭が岳山荘は、そこからさらに先、山の奥深くへと入っていくことになる。蛭が岳山荘に電話をして、「すみません。今日はそこまでたどり着けそうもないので、キャンセルさせてください」と連絡をしようかという考えが、頭をよぎった。けどそれは、蛭が岳山荘の人に失礼だし、また、プライドというものが邪魔をした。初めて、蛭が岳山荘に泊まったとき、山小屋の主人が言っていたことが思い出された。

「もう疲れて動けないのでキャンセルさせてくださいという電話が多いんだよ。丹沢を舐めてんだよ」

そんな風に思われたくなった。だから、なんとしてでも、蛭が岳山荘までたどり着かなきゃと思った。

塔ノ岳山頂。ガスで何も見えなかった。

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