日常日記

店長の日常

昨日は、何時ころ起きたんだっけ。忘れた。たぶん、8時ころだったように思う。軽くご飯を食べたあと、「歩き方」と「走り方」の個人レッスンを受けるために、臨港パークへと向かう。ヨガの個人レッスンが楽しくて、「個人レッスンよいな」と思い、申し込んでみた。ヨガの先生とはまた別の先生。向かっている途中、馬車道通りを歩いていると、きょろきょろと周りをみている車いすに乗った男性に出くわした。何かを訴えかけているようだった。「どうかしましたか?」と聞くと、「ビルに入るのに、段差があって、乗り越えられないので、後ろから押してもらえませんか?」と言われ、「はい。よいですよ」と答え、押してあげる。思ったより、重く感じたけど、無事、段差を乗り越えることができた。「ありがとうございました」と言われ、「いえいえ。どういたしまして」と答え、その場を去る。とても簡単なことだったけど、よいことしたなと思えて、なんだか気分がよかった。「歩き方」、「走り方」を習いに行く途中で、車いすに乗る男性の手助けをするという場面に遭遇したのは、なにか意味があったのだろうか。ぼくにとっては、歩けること、走れることは当たり前のことだけど、それが当たり前ではない人も、世の中には大勢いる。じつはこれはとてもありがたいことなのかもしれない。

待ち合わせ場所になる臨港パークの売店の前に行くと、先生はすでにきていた。年のころは30代半ばくらいで、よい感じに日焼けしている、いかにも健康そうな男性だった。お互いに「初めまして、よろしくお願いします」の挨拶を交わす。最初に、普段の歩き方をタブレットで撮影して、その後、歩き方を教わったあと、また撮影し、その比較動画をみせてもらったら、見た目が全然違っていて、驚いた。同じように、走り方も習う前と後では、全然違った。見た目だけでなく、歩いているとき、走っているときの感覚も全然違い、習ったあとは、ただ歩いているだけでも、なんだか気持ちよく感じられた。先生は教え方が上手で、いくつか質問をしたけれど、返ってくる答えも、説得力があり、とても納得できた。よい先生に出会えて、うれしかった。90分があっという間だった。個人レッスン楽しい。また受けたい。

午後はヨガを習った。早速、ヨガの先生に、歩き方と走り方を習ったことを報告し、スマホで撮影した比較動画をみせると、「全然違いますね~」と言われ、うれしかった。先生に、「でも、歩き方や走り方を習わないと正しく歩けない、走れないだなんて、文明人って、なんか変ですよね」と言うと、先生も、「ほんと、そうですよね」と同意してくれた。狩猟採集民族は、歩き方や走り方を習わなくても、正しく歩けるし、走れる。均整の取れた体つきをしていて、腰痛や関節痛に悩むこともない。文明ってなんなんだろう?と思ったりするけど、いまさら、山奥で狩りをしながら暮らすなんてことはできないから、文明の中でどうすれば快適に生きることができるようになるのか、模索していくしかない。