日常日記

店長の日常

いじめとエントロピー増大の法則

以下の記事は、去年の5月29日に「プレミアム」に投稿した記事になります。

エントロピー増大の法則というものから、いかにして平和な社会を築くのかということを考察しております。

 

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今朝は、こんなニュースを読んで、

いろいろと考えてしまいました。

 

news.yahoo.co.jp

 

いじめにつながるケースがあるということで、

あだなを禁止する学校が増えているというのは初めて知りました。

ちょっとびっくり。

 

確かに、

あだなって、残酷なケースもあると思うので、

禁止したくなる気持ちもよく分かるのですが、

こんなことしても、いじめはなくならないように思います。

 

いじめもまた、

エントロピー増大の法則が働いていると思うんですよね。

 

秩序は時間の経過とともに乱雑さを増していく、

というのがエントロピー増大の法則なわけですが、

これが、クラスや学校といった固定化した集団にはたらいた場合、

いじめという形で現れるのだと思います。

 

大人の社会にもいじめはあるとよく言われますが、

エントロピー増大の法則は、

宇宙の働きそのものですから、当然のことであります。

 

エントロピー増大の法則に対処する方法としては、

わたしは、3つのやり方があると思ってます。

 

その3つとは、

 

・適度な距離感を保つ

 

・流動性を保つ

 

・お互いに協力し合える環境を作る

 

であります。

 

1つ目の適度な距離感を保つですが、

仲良くなることが争いや対立を生むからであります。

 

仲良くなることを推奨すれば、

人は必ずグループを形成することになりますから、

これが争いのもとになると思うのであります。

 

グループに分けるということ自体が、

争いを生み出す原因になるのだと思います。

 

そして、グループができれば、

ほかのグループとの対立が起こりますし、

また、グループの内部においては、序列が生じることになります。

 

序列が生じれば、

支配するものとされるものという構造が現れます。

 

こういったことで、

全ての人が多かれ少なかれ、苦しみやストレスを味わっているというのが、

文明というものだと思うのであります。

 

そして、この苦しみやストレスによって、

学校ではいじめが起こり、会社では陰口、悪口が起こるわけなんですよね。

 

これが、人間存在というものだと思いますので、

学校や会社というように、同じ人間の集まりが長期間に渡り続く場所では、

争いのない永続する平和というものは、ほとんど不可能になっているように思います。

 

これは、家族だって同様で、

家族というと、平和が連想されることも多いですが、

平和な家族や家庭というものは、

お互いにあまり干渉せず、適度な距離感を保っているというケースがほとんどではないかと思われます。

 

家族も四六時中一緒にいたら、

たくさんの問題が起こるであろうことは、

火を見るよりも明らかであろうと思うのであります。

 

そういうことから、固定化したグループを作らず、

2番目の「流動性を保つ」ということが導き出されるのであります。

 

そして、三番目の「お互いに協力し合える環境を作る」ですが、

これが、エントロピー増大の法則に逆らうための、人間としての一番の理想ではないかと思います。

 

支配するものとされるものという関係ではなく、

お互いに対等な関係で協力し合う、

これが人間社会の理想であると思うのであります。

 

って、朝からなんだか、とても良いことを書いた気がする、

わたくしマスターなのでございました(笑)。