日常日記

店長の日常

エントロピー増大の法則に逆らう方法

今日のブログは、エントロピー増大の法則に逆らう方法です。昨日のブログの次の日に書いた記事になりますが、本からの抜粋になります。エントロピー増大の法則によって無秩序な状態にならないように、「先回り」することが大切ということが書いてあります。男女関係でいったら、エントロピー増大の法則によって、二人の関係が完全に壊れる前に、先回りして、自らの手で、お二人の関係の間に、ヒビを入れ、常に新鮮な状態を保つようにする、って感じでしょうか。エイジャ遊びをされているカップルさんが、何十年と良好な関係を保っていられるのは、エントロピー増大の法則に追いつかれるより前に、先回りをして、適切な形で、お二人の間の関係性にヒビを入れ、新たな関係性を築いているからではないかという仮説をわたしは抱いております。わたしはこの仮説のことを「男女関係新陳代謝仮説」、別名「男女関係輪廻転生(常に生まれ変わる)仮説」と呼んでおります。

 

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「先回り」

 

この本の93ページに、

とても面白いことが書いてありましたので、

引用してみたいと思います。

 

池田さんと福岡さんの対談になります。

 

池田さんの発言から始まります。

 

池田

つまり、生命というものは、

時間に対して「先回り」をしないと、

エントロピー増大の法則に逆らうことはできないわけですね。

そうしないと生命は自らを維持できない。

生命を維持するためには、生命はどこかでエントロピーの増大に「先回り」をしなければならない。

 

そこでは、「生きる」ということを一つの「行為」とみなすことができます。

生きるという行為の中で、生きる存在を維持するために、そこに伴われるのが「先回り」という一種の働きです。

そのことが西田では「直観」と言われます。

 

で、「行為的直観」というのは、

生きる行為の上での直観として、過去から未来へと時間が流れるのではなくて、

それが未来から過去へと流れることを感じとる、ということです。

 

要するに、エントロピー増大の法則というのは、未来において起こるわけです。

その未来に起こることを先取りしないと、生命は自分というものを再構成できないんです。

 

福岡

なるほど、そうですね。だから、生命は時間に追い抜かれずに・・・

 

 

池田

細胞(生命)が行う分解と合成というものは、同時的に進行することが不可欠なのですが、そのためには「先取り」しないといけない。その先取りする、「先回り」という福岡さんの概念というのは、西田では、より強い連関性を伴って「行為的直観」という形になるわけですね。