日常日記

店長の日常

今日も沢山の素敵なカップルさんたちにお越しいただいた。1月3日の新年初日の営業から今日まで、大変な賑わいであった。大変な賑わいとはいっても、店内が満席になり、お客さまを外で何時間もお待たせすることは一度もなかった。程よいお客さまの入りで、雰囲気も全般的にとても落ち着いていて、よい感じであった。

いま、島内景ニさんの「文豪の古典力〜漱石・鴎外は源氏を読んだか〜」という本を読んでいるのだけど、これがめっぽう面白い。「わび・さび」、「もののあはれ」といった、日本的情緒を感じられるようなエロス空間に、エイジャをできたら面白いかもしれないと思った。日常生活では、好むと好まざるとに関わらず、「数字」というものを意識させられる。数字を意識すると、情緒を感じることが難しくなるような気がする。ぼくはいま、理屈で頭でっかちになった自分の中に情緒を取り戻したいのかもしれないと思ったりする。正論がしばしば、人を傷つけるのも、そこに情緒が欠けているからではないだろうか。AIと人間を分けるのも、情緒なのではないだろうか、とそんなことを思った。