日常日記

店長の日常

本日2本目のブログ。

今日のお昼の部は、いっときご予約が4組まで増えたけれど、皆さまからキャンセルをいただきお休みに。日常日記とプレミアムを書きおえたあと、ジョギングに出かけようと思ったのだけど、ブログを書くために長い時間座っていて疲れたから、少し休もうと布団の上に横になったら、そのまま寝てしまった。久しぶりの昼寝は気持ちよかった。

ジョギングはいつものように、大さん橋、山下公園に行き戻ってくる、7キロ弱のコース。最近は、ほぼ毎日走っていて、だんだんと走力がついてきたから、もう少し距離を伸ばしたいという気持ちが湧いてきているのだけど、ぼくはなんでも、やりすぎてしまう癖があり、やりすぎは禁物だから、とりあえず、我慢している。ジョギングから帰ってくると、図書館に行き、予約していた「行動経済学」の本を受け取り、日ノ出町の「サイゼリヤ」で読む。この本は、最近お知り合いになった女性が読んでいて、「面白いよ」と言っていたから、試しに、借りてみたのだけど、たしかに、面白い。この本によると、「行動経済学」は、経済学を一般の人にも分かりやすいものにしたとのこと。読んでいると、経済学というより、心理学といったほうが相応しいような気がするのだけど、経済学に社会学、心理学などを取り入れたものが「行動経済学」になるらしかった。人間というものを深く知るための学問といった趣がある。人間を動かしている要因はなんなのかを探究することが「行動経済学」ということらしい。読みながら、行動経済学的に、カップル喫茶についても説明できそうだと思った。カップル喫茶に興味があるけれど、なかなか一歩踏み出せないという方は、世の中に多いと思う。その一番の理由として挙げられるのは、パートナーがいないということがあるかもしれないけれど、パートナーがいるのに、一歩踏み出せない人もいる。この本によると、「たいていの人は集団に適応し、他の人々と同じ行動を取ろうとする。これは人類が進化させてきた本能的な反応かもしれない」ということだけど、カップル喫茶に来ることは、世間からの逸脱を意味することになるのではないかという恐れから、一歩踏み出すことを躊躇される方も多いように思う。なるべく、世間に合わせたいというのが人情なのだと思う。けれども、「世に従へば、身、苦し。従はねば、狂せるに似たり」(方丈記)である。世間一般の価値観全てに従おうとすることは、大抵の人にとっては、いくばくかの苦痛を伴うものになるのではないだろうか。世間でよい人と思われている人ほど、心を病みやすいと言われることが多いのも、こういった理由もあるのではないかと思う。とはいえ、だからといって、世間一般の価値観に背を向け、生きようとすることは、変人、狂人に思われ、人から後ろ指差されそうで恐い、というのが人情だと思う。まさに「兎角に人の世は住みにくい」(草枕)である。でも、住みにくい世の中だからこそ、解放される場として、カップル喫茶の存在意義があるのではないかとぼくは信じているのであった。