日常日記

店長の日常

8時30分に起きる。

今日は21年目最後の日。何を書こうかといろいろと考えていたら、体組成計に乗るのを忘れてしまった。

昨日はぼくの「結婚論」の要点をとりあえず、書きあげることができ、ちょっとホッとしている。この話題は、旧日常日記にあるカテゴリー「この世界の秘密」に書いたことがベースになっていたりする。「この世界」とは、カップル喫茶という非日常の世界のことではなく、ぼくたちが生きているこの世界そのもののことである。この世界の秘密を解き明かすことが、ぼくがどうしてカップル喫茶なる仕事につくことになったのかを解明することにもなるような気がしていたのだけど、まさしくその通りだったように感じている。(気のせいかもしれないけど)

「この世界の秘密」の第一回は、何を書いたんだっけ?と思い、調べてみたところ、般若心経や量子物理学について書いていた。日付をみると2013年の1月8日とあったから、かれこれ10年以上前のことになる。どうして、こんなことをカップル喫茶のブログに書いたのかというと、最初は、エイジャのマナーとルールを皆さんにご理解いただきたいからという理由からだったと記憶している。この世界がどのような法則や力によって動かされているかということをご理解いただくことで、エイジャのマナーとルールが意味するところをより深くご理解いただけるのではないかと思ったのだ。当初は、5つか6つくらいの記事を書けばよいかなと思い書き始めたのだけど、結果的に200本以上の記事を旧日常日記に書くことになり、今もそれは継続中だったりする。でも、昨日、「結婚論」の要点を書き終えたことで、ようやく、この話題をブログに書くことについて終わりがみえてきたような気がしている。

結婚とお店の経営は、あらゆる点において、とても似ているような気がしている。結婚もお店の経営も、始める前に思い描いていたことは、ほとんど役に立たないのではないだろうか。結婚もお店の開店も、祝福されて始まることが多いけど、実際には、その後、予期せぬ問題が次から次へと起こる。そして、その都度、アップデートする必要が生じる。その過程において、「対話」が重要になるのも、結婚とお店の経営が似ている点だと思う。自分一人の努力だけでは、結婚もお店の経営もどうにもならないのではないだろうか。また、結婚もお店の経営も、「問題意識」を共有することがとても大事だと思う。「カップル喫茶遊びにおいて何が問題になるのか」ということを、できるだけ包み隠さず、お客さまにお伝えし、本音で語り合うことで、問題解決の糸口がみえてきたりするけど、男女関係においても、問題が生じたら、お互いになるべく本音で話し合うことが大事になると思う。そして、そこには、対等性というものが必要になると思う。お互いに対等であるから、本音で語り合うことができ、また、心を通わせることができるのだと思う。もしも、ぼくがマスターという立場を前面に出し、ぼくの意見は絶対だという態度でお客さまと向かい合うとしたら、お客さまはぼくに対して、「この人には何を言っても無駄だな」と思うようになると思う。そうなると、最終的に困るのは、ぼく自身なのだと思う。同じように、結婚生活においても、「おれの(わたしの)意見をお前は(あなたは)聞いていればよいんだ」みたいな態度でいたら、いつか結婚生活は立ち行かなくなるのではないだろうか。こういったことは、結婚やお店の経営に限らず、親子関係、会社や学校、趣味の会などにおける人間関係でも、なんでも同じなのだと思う。というのも、つまるところ、人類が抱えている問題はたった一つであり、それはエゴ(自我)というものになると思うからである。これが、ぼくがエイジャを21年間やってきて、たくさんの人と関わりあったり、本やら何やらで学んだりしてきた結果、得られた結論なのであった。

とにもかくにも、この21年の間に関わりをもってくださったお客さまやスタッフたちには、感謝の気持ちでいっぱいです。22年目もどうぞよろしくお願いいたします。